あるときはITコンサルタント、あるときはキャンプ評論家、あるときはグルメレポーター、あるときは歴史マニア、そしてあるときは古典文学教師という得体の知れない男の創作練習帳です。
こんな話ばかり書いてるけど、ぼくは幽霊とか祟りとか信じない方です。

生きてる人間のほうが断然怖いと思うしね。

たいがいの恐怖体験は、自分の脳みそが作り出してるという信念も持ってます。

墓場の真横に下宿してたときは、よく金縛りにあったり、名前を呼ばれたり、手を引っ張られたりとかあったけど、だいたい寝不足で頭が弱ってるときとか、分かりやすいタイミングでしかならなかったから。

M嬢が語ってくれたような話は、説明がつかないので、本当だとすれば、怖いものがあります。


M嬢が大学生時代というから7,8年前ぐらいでしょうか?

夏の夜中に男二人、女三人で由比ヶ浜までドライブしたんだそうです。

鎌倉って、夜中やばそうな気が確かにします。

トンネルを通ったんだそうです。

ふつうはトンネルで怖い話がありそうなんだけど、無事に通りぬけられました。

トンネルを抜けて1キロも走ってない頃。

M嬢には、馬のひづめの音が聞こえたんだそうです。でも、気のせいということにしていたら。

運転手と助手席の二人の男の様子がなんだか変になったんだそうです。

「どうしたの?」
と後ろの三人の女性が聞くと、助手席が、
「後ろ見てみろ」
というので、振り向いたら・・・

サイアク・・・

首のない、血まみれの落武者が馬に乗ってるんです。

アクセル踏んでまこうと思ったのだけど、真横に並走されちゃったんだそうです。それを5人とも見ていた。

しばらく並走されていたのだけど、コンビニとかがある明るい所に近づいてきて、ようやくひづめの音が後方に遠ざかっていったのだそうです。


5人とも見ていたって、これは説明つかない。

M嬢がぼくをかつごうとしている可能性が一番高いのだけど、そういう嘘をつく子でもない気がするんです。

だれか今からその辺の道をドライブして確かめてくれませんか?



テーマ:ほとんどノンフィクションストーリー - ジャンル:小説・文学


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